2008年05月18日

ワスレナグサ(勿忘草)

美乃坂本から中津川へのトレッキングで、最初に訪れたのは「ハナノキ自生地」。
しかし、「ハナノキ」は4月初め頃が開花の時期で、シーズン外れ。
代わって、林床に咲いていたのがワスレナグサ(勿忘草、忘れ名草)。

ムラサキ科の多年草で、ヨーロッパ原産の帰化植物。春から夏にかけて青または紫の花をつける。
ドナウ川の岸辺に咲いていたこの花を恋人に摘んでやろうとして川に落ちた男が、急流にのまれる前に恋人に花を投げ、「私を忘れないで」と叫んだという伝説にちなんでいる。


ところで
「ハナノキ」は、カエデ科の落葉高木で、自生しているのが愛知、岐阜、長野、滋賀の4県の一部のみで、レッドデータブックの絶滅危惧種Ⅱ類に指定されているという貴重な樹木。4月の初め頃、葉が出る前に、赤い花をつけ、木全体が赤く染まったように見えるという。これが名前の由来にもなっている。また、紅葉も大変美しく、ハナカエデ(花楓)という別名もある。
昨年の秋、同じ中央線の釜戸駅から竜吟の森へハイキングに行った折、天猷寺というお寺に寄りました。この寺の山門がハナノキだけで作られているという大変珍しいものということでした。その時は、ハナノキについての知識もなく、単に「そうなんだ」という感想を持っただけでしたが、こうしてハナノキの貴重さを知ると、あらためてその山門の珍しさが分かる気がします。
  

Posted by 山遊記 at 15:19Comments(0)TrackBack(0)山野草

2008年05月18日

坂本山、三国山 08年5月6日

GW最終日の5月6日、滋賀県と福井県の県境の山、坂本山と三国山に登りました。坂本山は花が多い山として知られています。三国山は昔の若狭、越前、近江という三つの国の境の山です。


雲ひとつ無い快晴、赤坂山から見たマキノ町の田園風景と琵琶湖。

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